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CNAロボコン出場計画 第3回飛行ロボコンに出場するまでの記録
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未だにアンプが届かず、少々活動が停滞しています。そのためか議論だけが暴走気味に進んでいました。

議論の内容は主に、どんな状況でも柔軟に対応できるだけの汎用性が必要なんじゃないか、と言う議論です。
機動性をとことん上げて、どんな場所へも即座に移動可能と言う事が重要なのではないのかと言うのです。
例えば前回のブログに描いたコースでは、左右の隅にある文字は読めません。
もしも文字がその隅集中していたとしたら……。
例えば前回のブログに描いたコースを飛ぼうと思ったら、曲がりきれずに壁に衝突と言うことになったら……。

結局のところ、コンセプトのハイ・ロー・ミックスと言うのは操縦者の思い通りに操作できるかどうか、と言うことなんでしょうね。
まっすぐ飛ばそうと思ったらまっすぐ飛び、曲がろうと思えばその通りに曲がる。

当たり前なんですけど、飛行「ロボット」として一番重要なのはこれなんですね。
今までは飛行機としてみていましたけど、これは目的を達成するために使う機械なんです。
だから私たちの指示に忠実に応えてくれなくては。
「われはロボット」にあるロボット三原則にもそう書いてあります。
第二条が

「ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない」

とあるくらいですから、言うことの聞かないロボットではロボット失格です。
ちなみに第一条が

「ロボットは人間に危害を加えてはならない」

で、第二条よりも重要な原則なわけですが……。

しまった、ジョイフルに安全対策をほとんど考えてなかった

いちおうジョイフルには危害を加えるような要素はほとんど持っていないと思うのですが……。
コンクールに出場するまでには、何か考えなくてはいけませんね。


さて、前振りが長くなりました。

機動性を上げる方法としてはいくつか案があります。

一つ目が上半角を更に大きくするという事。
ラダーを操作するだけで機体が大きく傾くようになるため、エルロンがなくても旋回ができます。
ただこれはジョイフルで最も労力の必要な主翼を、また新たに作らなくてはならないため、すぐに試すことは出来ません。

二つ目は垂直カナードとラダーを連動させると言う案。
単純に舵が多いほうが良く曲がるだろうと言うのと、垂直安定板の生む安定性が機動性を下げる原因になってしまっているので、逆に垂直安定板に舵を付けて安定性を下げようという考えです。
♯4.5でやろうとして結局出来なかった機構です。
これを♯6にも付けてみようという事です。
これだったらすぐに改造可能なので、装備して実験します。


そして三つ目の案があります。
こちらもすぐに装備して試すことの出来るものです。
前回のブログの中に、エルロンを装備しようと言う意見があると書き込みましたが、なんと本当に装備すると言う事になりました。
まず、実験的にエルロンを♯6に付けます。エルロンの機構はとてもシンプルで容易に着脱可能です。
そこで装備なしと装備ありの場合の性能を比較する計画です。
もしもここでエルロンの性能が実証されれば、次の機体からは設計図の段階から装備されます。

仮にエルロンが採用された場合、ラダー類が必要なくなるように思えるのですが、エルロン装備時でもラダーが無いと問題があります。

アドバースヨーです。

エルロンを動かすと、下がった方のエルロンの揚力が上がると同時に抗力も増え、逆に上がった方のエルロンの揚力が減るのと同時に抗力も減ります。
左右のエルロンの揚力に違いが出るからこそ、機体を傾けることができる訳ですが、抗力にも違いが生まれてしまうのでこれが問題になります。
例えば右に旋回しようと右に操縦桿(?)を傾けると、機体は右に傾きながら左右の翼の抗力の違いのせいで、左翼側だけが減速をして左に旋回しようとしだします。
つまり曲がりたい方向とは逆の方向に曲がろうとする力が働いてしますのです。
これを防ぐために実機ではエルロンを動かす時には、ラダーも一緒に動かします。
しかしこのジョイフル♯6の場合はサーボが二つしかないためラダー、エルロン、エレベーターの三舵をそれぞれ動かすことは出来ません。
そもそもサーボの数が増えると重量も増え、また三つのサーボを操ることは操縦者への負担が増えます。
出来ることならあまり増やしたくはありません。

そこで♯6ではエルロンとカナード、あるいはラダーとを連動させてアドバースヨーによる力を打ち消すだけの力を生もうという計画です。
現在はそのエルロンを製作中です。

もしもエルロンが装備されるようになった場合、ラダー類はアドバースヨー対策のためだけに装備することになります。
そうなれば垂直尾翼のラダーだけで十分対策が取れるでしょうから、垂直カナードは安定性を損なうだけの代物となり、次の機体からは不必要として無くなるかも知れません。
個人的には、垂直カナードちょっと変わった特徴で気に入っていたために、外されてしまうのはちょっと寂しいです。


今後の計画では、
まず改造なしの♯6を飛行させて性能を見る。
次に尾翼にラダーを付けた場合を確かめる。
そしてエルロンを装備する。ただしアドバースヨー対策はなしでどれほどの影響があるのかを見る。
最後にアドバースヨー対策をして、どれほど舵を効かせればいいのかを確かめる。
と言う工程です。

その様子は随時更新します。

ではでは。
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