忍者ブログ
CNAロボコン出場計画 第3回飛行ロボコンに出場するまでの記録
[21] [20] [19] [18] [17] [16] [15] [14] [13] [12] [11]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

長い間更新をサボっていました。すみません……。
定期試験や定期試験や定期試験があったため、忙しかったのです。
しかし昨日(月曜日)で試験も終わり、私たちは長い休みになりました。
これがほとんど春休みと同意なので、大会までずっと部活動に没頭できます。
もちろんブログも更新していきます。

ただ二週間も停滞していたため、それまでの報告すべき活動内容があまりに多い……。
今回一回だけで全てを報告することは出来ないため、何度かに分けてここに書きます。
全ては私の自業自得。停滞しなければこんなことにはならずに済んだのに!
今回から停滞しないことをここに誓います。


さて、停滞していた分をこつこつと消化していきましょう。
まず、新メンバーを紹介します。

小川原陽出君です。

じつは私たちよりも二つ年上なのですが、とても親しみやすく年齢の差を感じさせません。
岡田君が早期研修へ行くことになり、平日は活動に参加できなくなってしまったため、今回その補充として参加してもらうことになりました。
大会には岡田君は参加できるので、小河原君には製作を中心に手伝ってもらおうと思います。


♯7が壊れてしまい、次は当然♯8です。
ただし壊れた箇所が主翼のみなので、胴体はそのままにして主翼の交換だけです。
主翼は更に上半角を強め、今回は20度の上半角となります。


CIMG8914.jpg

←♯6、♯7と捩じれが発覚しては糸で補修していたので、
製作精度を高めるために、今回は治具を作ってそれに合わせて
作りました。





上半角が大きくなる事により、更なる高機動性、高安定性が得られるだろうと予想しました。


CIMG8918.jpg

←主翼後縁の形が特殊なので、治具もそれに合わせて傾いています。
少々バランスが悪い事と、中が見づらい事がデメリットです。





そうして♯8の主翼の骨組みが完成。
過去の機体に比べて誤差が少なく、非常に高い精度を誇っています。

CIMG8929.jpg

見よ!寸分違わぬリブの捩じれ!
治具の正確さが現れています。






後は紙を貼る(あるいは張る)のみ。
のりを桁やリブに塗り、出来るだけしわが寄らないように紙を貼ります。
そして紙を十分に濡らして、和紙を収縮させると……。

なんと、主翼の上半角が更にアップしました!
上半角は約25度で、本来の角度を5度程オーバー。

紙の収縮により、翼上面の距離が短くなってしまったようです。
せっかく治具まで使って作ったのに、これでは苦労が報われません!
とりあえずこれはこれで、とにかく使ってみることになりました。


タイトルにある♯9とは、♯8同時に製作した機体の事です。
今までに何度か試そうとして、結局叶わなかったもの。
それは……

エ ル ロ ン

と言うことで最初からエルロン操作に特化した機体を作ろうと言う事が決定し、製作が開始されました。
なぜここまでエルロンにこだわるのかには、理由があります。
♯6や♯7を飛行させている間、気がついた事がありました。
ラダーを動かして、実際に機体が旋回しだすまでに、少々時間が掛かってしまっていたのです。

ラダーを動かす→機体が進行方向よりヨー方向に傾く→横滑りする→
上半角効果により機体がロールする→揚力が傾きカーブする

と、たくさんの工程を踏んでやっと機体が曲がるわけですから、遅れるはずです。
動きが遅れるため、当て舵をうまいタイミングで行わなければいつまでたっても、機体を安定させる事が出来ません。
操縦者が熟練の操縦士ならば問題ないかも知れませんが、岡田君は初心者です。

そこでエルロンの装備で機体を機敏に動かそうと案が出されました。

エルロンを動かす→主翼の揚力が左右で変わりロールする→
機体が傾いたところでエレベーターを動かす→カーブする

この様にラダーによる旋回に比べて工程が減っています。
操作による遅れはそれ以上に少なくなり、操縦者の思うままに飛行させることが可能です。

こうした理由で♯9を作ることとなりました。
こちらは♯8と違って胴体も一緒に作り変えてあります。
その大きな特徴は下のとおり。

垂直カナードの廃止
垂直カナードはもともと高いヨー操作力を目的として、設置された装備でした。
しかしエルロン装備機の場合はロールとピッチ操作しか出来ないため、カナードはあっても使えません。
アドバースヨー対策としてラダーだけは残しましたが、カナードは静安定を損なうため廃止しました。

上半角をゼロ
上半角にはロールの安定を高める効果があります。
今回はこの上半角を無くし、ロール安定を劣化させて機動力を高めようと考えています。
姿勢の復元力が減るため、エルロンが機敏に反応すると考えられます。
もし姿勢を崩しても、操縦者のエルロンの操作により回復させることが可能です。

他に、垂直尾翼の形をテーパー翼にした事や、離陸滑走をスムーズに出来るようにギアをスキッド式からタイヤ式に代えたなど、細かい変更点がいくつかあります。


CIMG8937.jpg

←こちらも治具を使いましたが、上半角が無く平面のため、
非常に楽に作業が進みます。






gia.JPG


←ランディングギア(テイクオフギア?)
木製で、二枚の航空ベニアでバルサを挟んだ構造になっています。
タイヤが真円になるように削ることに苦労しました。

カナードが無いことが、この写真から分かります。





♯9の主翼の骨組みが完成して、♯8と同時に貼った紙を濡らしました。
そうしたら、こっちも♯8と同じく歪んでしまいました……。
♯8は反り上がりましたが、こちらは激しく捩じれてしまいました


CIMG8945.jpg

←見ての通り、上半角がありません。
紙の収縮で若干反り上がりましたが、それは無視できる程度。
捩じれの程度は、この写真では分かりづらいかもしれません。





♯9の捩じれは、例のごとく糸を張って補正しました。
今回の主翼は高さに違いが無いため、糸に角度を付けるために胴体から糸を引きました。


こうして二機の機体がほぼ同時に完成したわけです。
今まで通りの機構を、改良して作られた♯8
エルロンを装備すると言う初めての試みである♯9
この二機が飛行する場所は整っていす。


二機を製作している間、ジョイフルを飛行させることの出来る体育館を捜索していました。
室内飛行ロボはやはり室内で飛行させなくては、本来の性能は発揮されません。
体育館は私たちの学校の直ぐ近くにある、小学校のものを借りさせて頂く事になりました。

田原小学校の方、ありがとうございます。

体育館を使用出来たのが、先々週の土曜日(2月9日)の事になります。
そこでの様子は明日書く事にします。
まだまだ書く事はたくさんありますが、出来るだけ早く今の活動に追いつきたいと思います。
今日はここまで……

ではでは。

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[03/31 監督]
[03/28 蝋梅]
[03/23 forallteams]
[03/15 蝋梅]
[03/15 蝋梅]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
S・Okada
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
カウンター